値段(価格)を見て買い物をしていますか?
高価なブランドバッグを買う時に何を基準にしますか?デザインや材質も重要ですが、価格も同じくらい気になりますよね。車だったら、性能やスタイルが気になりますし、携帯電話なら、画素数の大きさやバッテリーの容量を基準にする方も多いかもしれませんが、最終的には価格が決め手になりそうです。
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お買い得な株ってどう見分けるの?
株式投資をする場合はどうでしょうか。「良い会社」というのは分かりそうですが、それに見合った価格かどうかを十分に検討して購入している人は案外少ないようです。株価自体を見ても割高か割安かは分からないため、一般的には株価指標(バリュエーション)と呼ばれる尺度を参考にします。
株式の価値を判断する際に、よく用いられるのはPBR(株価純資産倍率)やPER(株価収益率)などです。PBRが企業の資産価値を評価の基準とする一方、PERは企業の収益性を評価の基準にしており、評価対象が異なります。
PBRとPERの計算方法
〇PBR(株価純資産倍率:Price Book-value Ratio):純資産から見て株価が割安か割高かを判断するための指標。株価が「1株当たり純資産」の何倍になっているかを示します。1倍を割れると「清算価値より安い」とされ、割安株投資などで重視されています。
※PBR(倍)= 株価/BPS(1株あたりの純資産)
※清算価値 = 企業の価値を、過去の企業活動の結果として、現在の会社の資産をもとに算出したもの。
〇PER(株価収益率:Price Earnings Ratio):利益から見て株価が割安か割高かを判断するための指標。株価が「1株当たり当期利益」の何倍になっているかを示します。一般にPERが高いと利益に比べて株価が割高、低ければ割安であるといわれます。
※PER(倍)=株価/EPS(1株あたりの純利益)
割安株投資についてはこちらもご参照ください
株価の判断って難しい
利益が横ばいであると仮定した場合、PER10倍であれば、10年分の利益が投資金額に等しくなります。それではPER50倍であれば50年が必要になるということでしょうか。下の表は利益成長を加味した必要年数です。
利益の成長が年30%であれば、現在のPERが50倍であっても11年間で投資金額が回収可能です。成長力は株価の強力な牽引役になりますが、予想は簡単ではなさそうです。
株式投資の世界で、株価指数に長期で勝てる(指数を上回る利益を出せる)確率は、諸説ありますが、1/6とも言われています。「株価の判断は難しそう」とお考えの方は、投資のプロに判断を任せられる投資信託を検討されてはいかがでしょうか。
投資方法で迷われたときは、青山フィナンシャルサービスへご相談ください。
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