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ファンドラップの仕組み

今回ご紹介するのはファンドラップです。会社によってはラップ口座、SMA(Separately Managed Account)といった呼び方をする場合もあります。


本来、ファンドラップはラップ口座のうち、投資信託などのファンドにより組成されたものを指しますが、国内ではほぼ同義で使われることが多いようです。ラップは「包む」という意味で、お客様のニーズや資金特性に合わせて最適なファンドを選定、資金を配分するという、顧客本位の優れたサービスであると言えます。


しかしながら、国内においてはコストが割高になっているケースが多く、結果として顧客の利益につながっていない可能性が懸念されます。例えば、高齢の方がファンドラップを利用した場合、保守的なポートフォリオが組成され、国内債券などの比率が高まった結果、期待リターンに比べコストが高いといった状況がありそうです。


また、ファンドラップとは名ばかりで、いくつかのアンケート項目に答えた結果に従い、予め用意されたモデルポートフォリオの一つが適用されるといった、ロボアドバイザーに近い仕組みのものもあるようです。


組み入れファンドの信託報酬など管理費用が別表示となっていることもありますので、サービスの内容とコストを十分に確認した上で利用されることをお勧めします。


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