感情を克服して投資判断できますか?
日経平均株価はバブル期の1989年12月29日につけた最高値を更新し、アメリカの株式市場も絶好調ですね。こんなとき、みなさんは投資のタイミングについてどのように考えますか?
「今株価は高いから、もう少し安くなったら買おう」とか「保有している株が下がっているから、反発したら売ろう」といった気持ちは誰もが持つ自然なものです。しかしながら実際には、感情の動きと望ましい投資のタイミングは必ずしも一致していません。
株価が天井をつけるのは、参加者の多くが強気になり買ってしまった時であり、底を打つのは、多くの人が弱気になり売ってしまった時で、実は前者が最高の『売り場』で、後者が最高の『買い場』なのです。
リーマンショック時には世界の株価指数は半値以下に下落していましたが、当時、株価下落が止まらない状況下で「ここは買い場だ」と考え、本当に買えた人はほとんどいなかったでしょう。
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相場の格言にもたくさん「感情」が入っている
相場の格言にも感情が入っているものがたくさんあります。
「買いたい弱気 売りたい強気」
上昇相場のさなか、少しは下がったところで買いたいと思っていると、それが高じて、相場が下がってほしいという希望的観測から“弱気”となり、ついには売りに手を出してしまう。「売りたい強気」はその反対。
「備えあれば迷いなし」
株式投資で大切なことは、売買に際しての確固たる自信と決断あり、迷いがあってはいけない。備えが十分でなければ、ちょっとしたことでも動揺しやすくなる。まさかのときにも動じない資力をたくわえておく必要も説いている。
昔から、相場において迷う局面ってあったのですね。
(意味や相場の格言についてご興味ありましたら、日本証券業協会のホームページをご参照ください)
https://www.jsda.or.jp/jikan/proverb/contents/
感情のサイクルを克服する方法
それでは、どうすればこの感情のサイクルを克服できるのでしょうか。まず、事前にルールを決めて機械的に実行する方法が考えられます。しかし、実際には「今回は見送りにしよう」とやはり感情に左右されてしまいそうです。
それでは、プロに運用を任せてはどうでしょうか。市場の下落局面では、どんなに優秀な運用者でもマイナスが出ますから、我慢できずに解約してしまうかもしれません。
最も効果的なのはアドバイザーを付けることだと言われています。第三者の立場からの、長期的視点で冷静な助言をしてもらうことは、大きな助けになるはずです。
投資で迷われたときは、青山フィナンシャルサービスへご相談ください。
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