catch-img

米国に学ぶ!IFAの広がりの背景と求められる役割

米国のフィナンシャルアドバイザー事情

金融先進国と言われる米国においては、IFAに相当する証券アドバイザーが数多く活躍しており、医師や弁護士と共に人生をサポートする専門家として認められています。その理由は以下の3点が挙げられます。


①金融機関の使命の変遷

30年以上前は、米国でも投資商品の売買ごとに手数料が発生するコミッション体系が主流であり、手数料が入ればその後のアフターフォローをしないことも多く、長期的な資産形成に適した環境とは言えませんでした。お客様のニーズが徐々に長期的な資産形成に変化していくにつれて、商品売買だけのサポートから、アドバイスを通した長期的な資産形成への伴走に金融機関の使命も変化していきました。


手数料体系もそれまでのコミッション体系から残高に応じて費用をいただくフィー体系に変化していきました。


②ネット証券の存在

大手金融機関に劣らない豊富な商品ラインナップの提供が可能になったことや手数料の安さから、個人投資家の選択肢が広がりました。


③お客様の意識の変化

金融機関の看板で付き合う担当者を決めていた時代から、次第にアドバイザーの能力を重視するお客様が増えていきました。

結果として、米国では証券ビジネスに対するお客様満足度が向上し、資産形成を行う投資家の裾野が飛躍的に広がりました。
日本においても、高まる資産運用ニーズを適切にとらえられるIFAの存在は今後ますます重要になってくるでしょう。


アドバイザーが必要となる4つの局面と求められる役割とは

求められる役割①:専門能力

「何をどうしたらいいか分からない、助けてほしい」
運用に関して専門性が高くないという意識をお持ちで、何をどうしていいか分からないので一から助けてほしいと思われる方には特に、専門能力の提供が欠かせません。具体的には、総合的な資産管理であったり、資産配分やリバランス、リスクマネジメント等といった機能が該当します。


求められる役割②:コーチング

「自分で色々やるけれども、誰かに確認をしてほしい」
自分で色々やることができるけれども、間違いがないよう誰かに確認してほしいという方へ対応するのがコーチングです。投資に関する教育や、ゴールや期待値の設定、その進捗状況の確認等が該当します。


求められる役割③:利便性

「自分の時間を使いたくなく、誰かに任せたい」

運用に自分の時間を使うのではなく、誰かに任せたいという方もいらっしゃいます。そのような方は、信頼を置く誰かにお任せすることで、時間が節約され、人生でより優先順位の高い他のことに焦点を当てていただけます。


求められる役割④:継承

「自分だけでなく、家族にも関与してほしい」
近年高まっているのが、自身のご家族にも資産について関与してほしいというニーズです。家族の末永い繁栄を考えた局面で、第三者であるアドバイザーに入ってほしい思われる方が増えています。金融資産だけでなくご家族の価値観やレガシーといった継承の所まで踏み込んでのお手伝いです。


お客様が本当に求めるものは心の平穏、安心

米国での先駆的アドバイザーは、このように単なる金融商品へのアクセスの提供を超越した、より広範なお客様のニーズをカバーしています。
こうしたアドバイザーを必要とされるお客様が本当に一番求めているのは、心の平穏、安心であると思います。


自分のお金や資産を本当に信頼のおけるパートナーがいて任せることができて、残りの人生の心配を自分でする必要がないという価値は非常に大きいものがあり、日本においても、このようなサービスがスタンダードとなりつつあります。

こうした観点からIFAを選択することをご検討されてはいかがでしょうか。

【ご留意事項】

各金融商品等へのご投資には、それぞれ所定の手数料をご負担いただく場合があります。金融商品等には価格の変動などによる損失を生じる恐れがあります。商品毎に手数料等およびリスクは異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面や目論見書またはお客様向けの資料をよくお読みください。


【本資料について】

本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたものです。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いいたします。本資料は、信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成したものですが、正確性、完全性を保証するものではありません。万一、本資料に基づいてお客様が損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製または販売などを行うことは固く禁じます。


人気記事ランキング

カテゴリ一覧

タグ一覧